以下のテキストは王塘南の代表的語録『三益軒会語』(『塘南王先生友慶堂合稿』巻4所収)に句読を施したものである。標題の下に「一百四十八条」とあるが、現行本はその条数に達していない。『会語』は前後類似の記事を列べているので、恐らく編修の際に分断を誤ったものと思われる。また現行本にも分断の判定に苦しむところがある。随って以下のテキストに示した条数は、あくまでも私の判断によるものである。分断に疑問のある場合は注を加えた。また今回は『明儒学案』(巻20の江右王門学案五)に収められた語録中の『三益軒会語』39条と照合し、『明儒学案』引用条はm01、m02......と明記することにした。ただし『明儒学案』所引語録との異同は記さなかった。なお『明儒学案』の底本は中華書局修訂本である。
〔校正者注〕
(*1)底本は前条とあわせて1条とするが、『明儒学案』は別条とする。『明儒学案』に従った。
(*2)『明儒学案』は下の124条とあわせて1条に数えている。
(*3)前条とあわせて1条とみなすか、前条と分けて2条とみなすか判断し難い。『明儒学案』の引用に鑑みて2条に分けた。なお『明儒学案』は上の118条とあわせて1条に数えている。
(*4)底本は前条とあわせて1条とする。他の例を推して2条に分断した。『明儒学案』も本条を引用するが、前条未引用につき、本条を1条とみなしたのか、前条とあわせて1条とみなしたのか判断し難い。
© 2008-2013 Kiyomichi eto Inc.