『宋代名賢伝』は『東都事略』から紹聖~建中靖国年間の台諫を紹介。邢恕・楊畏・来之邵・上官均・董敦逸・鄒浩・田昼・常安民・陳瓘・陳祐・龔夬・任伯雨・張庭堅・江公望。一般的には無名の人も多いが、当時としてはなかなかの顔ぶれといえる。『左伝学派への批判』は前回に続き、劉敞の『春秋権衡』巻3と巻4(荘公~僖公)を訳したもの。時間の都合で挿絵は一切なし。
『東都事略』から蔡京政権下の宰相たちを紹介。具体的には趙挺之・張商英・何執中・鄭居中・劉正夫・鄧洵武・張康国・劉逵・朱諤・林攄・管師仁・侯蒙・馮煕載、および附録として『宋史』から余深・白時中を選んだ。今回は少しばかり注に力を入れてみた。挿絵は犬大将氏。
以前と同じく『東都事略』から、北宋最末期の政治状況をよく反映した、蔡京・蔡攸・蔡翛・王黼・朱勔・童貫・梁師成・唐恪・何㮚・陳過庭・聶昌・孫傅・張叔夜・王雲の伝記を訳したもの。今回は短評と若干の補足を加えた。巻末に年号一覧、北宋末期の宰輔表を附す。挿絵は犬大将氏。
穀梁伝をベースにした『春秋経』(左氏伝および公羊伝との異動は割注に表記)と、劉敞『春秋権衡』巻1~2の訳注となる『左伝学派への批判』1。『春秋経』は原文に句読を施しただけのもので、返り点や書き下し文、現代語訳はつけていない。また両者とも解説は附していない。
『四庫提要』経部春秋類から宋代の春秋学に関係する部分を訳出したもの。おまけとして春秋三伝ほか、宋代の春秋学説に関わる書目の提要も訳出した。このサイトにあるものと基本的に同じだが、日本語訳にはかなり手を加えたので、少しや読みやすくなっていると思う。
『春秋学綱要』は、呂大圭『春秋五論』の全訳、及びそれに関係する論評を訳出したもの。本サイトにも『春秋五論』の訳文を載せているが、かなり手を加え、附録も充実させている。初版以後、2回ほど改訂した。『宋代名賢伝』は、『東都事略』から、紹聖年間の政治状況をよく反映した、章惇・曾布・安燾・李清臣・林希・蒋之奇の伝記を訳したもの。若干の解説をつけた。
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